おにのぬすみ

むかしむかし、村におにが住んでいました。ある日、村の人々は何度も何度もおにに食べ物を盗まれていました。村人たちはおにが何者かを知りたくて、村の賢者に助けを求めました。

賢者は思いつき、おにを捕まえるための罠を作ることにしました。そして、おいしい匂いのする食べ物をおにのすみかに置いておいたのです。その日の夜、おには食べ物のにおいをかぎつけて、罠にかかってしまいました。

おには捕まえられて、村人たちは安心しました。村人たちはおににわるいことをしたくなかったので、おにに村を出て行ってほしいとお願いしました。おには深くおわびし、村を去ることにしました。

そして、それ以降、村にはおにのぬすみはなくなり、平和な日々が続いたのでした。

語彙

村 (むら) – village
– おに – ogre
– 盗む (ぬすむ) – to steal
– 住む (すむ) – to live
– 食べ物 (たべもの) – food
– 何者 (なにもの) – who
– 知りたい (しりたい) – want to know
– 賢者 (けんじゃ) – wise man
– 助ける (たすける) – to help
– 罠 (わな) – trap
– 匂い (におい) – smell
– 捕まえる (つかまえる) – to catch
– すみか – dwelling
– においをかぐ – to sniff
– かかる – to be caught
– 安心 (あんしん) – peace of mind
– 思いつく (おもいつく) – to come up with an idea
– おいしい – delicious
– ~ておく – to do something in advance
– ~しました – past tense marker
– ~と~て(しま)います – doing something completely
– 願い (ねがい) – wish
– 深い (ふかい) – deep
– わびる – to apologize
– 出て行く (でていく) – to leave

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